1.1 地震

20241220 Knowledge

地球内部の急激な変動による振動が四方に伝わり大地が揺れる現象。地殻や上部マントルに蓄積された歪みエネルギーが限度を超えると岩石が破壊され、弾性振動となって放出されて起こる。地震そのものの規模をマグニチュード、その土地における震動の強さを震度で表す。
≪JapanKnowledge デジタル大辞泉≫

まず最初は地震の定義から。

辞書的な定義は上のとおり(デジタル大辞泉)。

言い換えれば、震源が起因となり周囲にも破壊とそれに伴う振動が広がるという、地殻内の急激な破壊による変動が振動となって四方に伝わり地表が揺れる現象と言えよう。

『地震発生の物理学』(東大出版)による定義も、『地震現象は、地球表層部に蓄積された弾性歪みエネルギーを、不均質断層の動的破壊によって瞬時に解放する過程である』となっている。この定義を、これからの地震についての考察、想定、空想、妄想の前提とすることにしたい。

自分なりの理解では、地震とは地殻内で生じた応力が、ある場所で歪みの核を生み、そこに応力が加えられ続けることで、歪みが大きくなり一定の臨界値(閾値)に達し、それを超えたところで歪みのエネルギーが一気に発散されるもの。

発散されるエネルギーは、地殻中のエネルギー発散の影響を受けやすい近隣部分へと加速度的に波動として進み、その部位を破壊しつつ周囲に広がって行く。そのエネルギー規模に応じて破壊される範囲が定まり、それを震源に対して震源域と呼ぶ。

図1-1-1 は宮城県沖地震の震源と観測点をマッピングしたもので、どこで地震が起きたかそしてどのような規模で地表が揺れたかをしめしていると考えられます。地震によってその揺れ方が異なり、特徴を持っていることは、これからゆっくりと確かめ考えていくことにしましょう。

図1-1-1 宮城県沖地震の震源と観測点

次は震源と震央についてまとめてみたいと思っています(つづく)

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